二条城の二の丸庭園に南方の植物、ソテツが植えられています。
そもそもは、3代将軍家光の時代に、鍋島藩(現:佐賀県)からソテツを1本
献上したところから始まっているようですが、平成9年に8代将軍吉宗の時代の
二の丸庭園の絵図が公表され、当時の二の丸庭園には15本ものソテツが
植えられていたことが分かり、なんと、その内の1本が現存するソテツの位置と
合致しているそうです。現存するソテツが当時のものかは不明ですが、
幕末の古い写真には写っていることから、少なくとも150年以上の樹齢は
経過していると思われます。
また、ソテツは寒さに弱いため、二条城の職員の方々がソテツの幹全体に
藁などを巻く、防寒養生を行われており、二の丸庭園の冬の風物詩となっています。
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